Wednesday, October 31, 2018

岡山県美作市滝の宮 ~そしてもう一つの名所 その2~

前回のブログの第2弾です。

ここは琴弾の滝の下流に当たるダム湖なのですけれども、公園として整備した割には PR 不足なのか訪れる人がほとんどいません。地元民もここの存在を知っているのかどうか怪しいものです。

吉井川中流県立自然公園


とにかくどうやって行けばいいのか分かりづらい場所です。

滝の宮トンネルの両方の入り口の手前で分岐する道がありそこから行けるのですが、とても分かりづらいのです。 
琴弾の滝へ行ける道から入ると、すぐに分岐があり案内標識も出ているのですが、何とその奥に立ち入り禁止の立て看板が立っています。 たぶんダム建設の頃の立て看板だと思うのですがなぜか撤去されていません。これじゃあこの自然公園へ行きたい人たちは躊躇してしまいます。
もう片方のトンネル入口の手前で分岐する道にはまったく何の看板もないので、ほとんどの人は見過ごしてしまいます。


というような事情も相まってほぼ訪れる人はいません。
しかし私が訪れた日には、親子連れが一組来ていましたので、少しだけ認知されるようになったのでしょうか。

Google Mapsを貼り付けておきます。 Ctrl+マウスのローラーで拡大縮小ができる模様です。

風光明媚な良い場所ですよ

百聞は一見にしかず、とりあえず写真を見てもらいましょう。

ダム湖と紅葉のコントラストが美しいです


川は浅く流れは穏やかなので、夏場だと水遊びができそうですね。
ただいくら川が浅くても、溺れる危険性は必ずありますので、 自己責任でよろしくお願いいたします。









最近見ることがめっきり減ったススキだけの原っぱです

セイタカアワダチソウの分布拡大により、今まで美しいススキヶ原だったところが、セイタカアワダチソウと混在する原っぱに置き換わりつつあります。
しかしここにはセイタカアワダチソウが一本もありませんでした。 もし訪れる場合はセイタカアワダチソウの種などが服に付着していないか注意が必要かもしれません。





昔ながらの日本の風景です。みんなで守っていきましょう

このブログの一つ前の記事と続き物になっています。合わせて御覧ください
岡山県美作市滝の宮 ~そしてもう一つの名所 その1~

岡山県美作市滝の宮 ~そしてもう一つの名所 その1~

岡山県の美作市に大きな滝のある神社があります。正式名称は天石門別(あまのいわとわけ)神社というようですが、地元の皆さんは「滝宮神社」と呼んでいます。
そしてその滝の名前は「琴引の滝」です。

この滝は私が初めて訪れた20年前には、とても深くて大きな滝つぼがあったのですが、度重なる大雨で今は埋もれてしまい小さな滝壺しかありません。以前は底が見えないほどに深かったんですよ。

天石門別(あまのいわとわけ)神社

この神社は岡山県美作市の南部の、山の中にあるさほど大きくない神社です。
観光ガイドが美作市のホームページにありますのでリンクを貼っておきます。

美作市がご当地の観光名所として紹介しておりますので、訪れる人はそこそこおります。 この日も私が着いた後に 団体さんがぞろぞろと観光にやってきました。
しかしその団体さんが去った後はまた静寂に包まれました。
基本的にはとても静かな場所です。

またこの神社について詳しく書かれたホームページのリンクを貼っておきます。

駐車場で車を停めるとまずは川沿いを歩きます。

車を降りるとすぐにこのような灯篭がお出迎えしてくれます。

この川は一旦大雨が降ると、とてつもない水量になるらしく、来るたびに微妙に川の表情が変わっています。 
この川の中を覗き込むと、ものすごく多くの小さな魚が泳いでいました。
写真でお見せできないのが残念です。

川の水はとても澄んでいて綺麗でした。実はこの写真の中にも魚が写っているのですが、ほぼ判別不可能かなと思います。

少し歩くと鳥居が見えてきます。

狛犬さん達がお出迎えです


本殿です
駐車場から歩いて3分で着きます。

謎の遺跡? 「磐座」

直径が1.5メートル以上ある石で組まれたおまんじゅう型の遺跡があります。

インカ帝国の石組みほど精密なものではないですが、かなりびっしりと隙間なく石が積まれています。 


魚眼レンズで撮ったので、スケール感が台無しになってますね(^_^;)

それと写真を明るくしていますので、開けた場所にあるように感じますが、薄暗く鬱蒼とした場所です。
この石について詳しく書かれたページは上にも貼っておりますがこちらです。

とにかく森林浴には最高の場所です。


もみじの木もたくさんあったので、11月頃は見頃を迎えるんじゃないでしょうか


琴引の滝(ことびきのたき)

この神社から歩くこと4~5分で 滝に到着します。

そこそこ大きな滝なので、「きっとしょぼいだろう」なんて思っていると、少し驚きます。





滝を背に川の下流方向を見ると、まるで「もののけ姫」のような世界観が広がります。


行きと同じ道なのに

滝へ至る道が南北に通っているので、ちょうど昼頃来ると帰り道は逆光になります。そのせいで行きとは全く違う風景が見れます。
そしてここには何本も巨木があって、とても神聖なものに感じます。 


軽く森林浴ができて良い場所です。

駐車場から歩いて3分以内に神社、神社から5分以内で滝まで行けます。
途中階段などがあるので車椅子では行くのは難しいように思いますが、それほどの段数がないので、少々ご高齢の方でも 深い森での森林浴を楽しむことができると思います。



次回はこの場所の下流に位置し、近くにあるダム湖のほとりを紹介します。
岡山県美作市滝の宮 ~そしてもう一つの名所 その2~

Tuesday, October 30, 2018

岡山県美作市長福寺 ~意外な場所に意外なほど立派な三重塔~

岡山県美作市の南部に位置する旧英田町に長福寺というお寺があります。このお寺の三重塔がかなり立派なんですよ。
と言っても三重塔なので五重塔ほど立派ではないですけれども、 それでもやっぱり立派と言わざるを得ない三重塔です。

場所などの詳しい情報は岡山県美作市のホームページでご確認ください。


私が書くブログですからちょっと普通とは違う観点でこの頭について論じてみようと思います。

とにかく色が鮮やかすぎる

この三重塔は数年前に色を塗り替えました。私の記憶が正しければ以前はこれほど鮮やかではなかったように思います。

もしかしてこの色が正解?

もしかすると学術的にはこの色で正解なのかもしれません。我々が勝手に思い込んでいるお寺のイメージ「侘び寂びの世界」とは少しかけ離れてるんですよね。

あの宇治の平等院も当時使うことができた最も鮮やかな色で彩色されていた。

現在の我々の常識では「お寺は茶色でくすんだ色」というイメージが定着しすぎて、派手な色に違和感を感じます。 しかし宇治平等院の研究で明らかになった色は、とても鮮やかで もしその色に平等院鳳凰堂を塗り直したとしたら、きっと強烈な違和感を感じるだろうと思います。

なので現在の長福寺の三重塔の色を真っ向から非難するわけにはいかないのですが、周りが一面緑の中で、この赤が映え過ぎるぐらいに映えるんです。

彩度を上げて写真を撮ると、ギンギラギンに真っ赤っかです。

まあちょっと見てください
神々しいまでに光り輝いています

この日はとても天気が良かったので、地面からの反射光をもらって、とても鮮やかです。

実験的に彩度を落としてみました。

これでやっと我々がイメージするお寺の塔の色かなと思いますが、周りの木々を見てください、とても色が薄くなっています。

まあこの寺はこれぐらい彩度を落としてちょうどいいのかもしれませんね。


下から見上げた写真です


長福寺の門前に小さな池があって、そこに小さなお堂があります。


その池には大きな鯉がたくさん泳いでいました。
先ほど一緒に演奏した高見さんも同行してくれたので、写真に入ってもらいました。


三重塔は長福寺の境内の中にはありません

この塔はもともと近くにある真木山という山の上に建ってたそうで、それをこの場所に降ろして来たので、お寺の境内の中に塔があるわけではありません。

門のすぐ近くにはバナナが生えてるの?


これってバナナですよね? 日本でもバナナが生えるのかな?
バナナに詳しいベトナム人は是非とも教えてください (笑)

Monday, October 29, 2018

老人ホームで慰問演奏したよ

昨日(2018年10月28日)に美作市にある特別養護老人ホームロマンシティあいだで慰問演奏を行いました。









橋を渡りきったところに見える建物がロマンシティあいだです


たくさんの方が聴いてくださいました。


画面の右端の方で切れて見えませんが、職員の方が私たちを紹介してくださっています


演奏シーンです。 一緒に吹いているのは高見瑞穂さんです 。


演奏曲目は秋の童謡などを中心に、お年寄り達が喜ぶ懐かしのメロディーなんかもやりました。二重奏版の編曲はほぼ私が行いました。


皆さん一緒に口ずさんだり手拍子したりして楽しんでくれました 。

慰問活動は本当に有意義だと思います。お年寄り達も日常を忘れ楽しめますし、子供の頃や若い頃に歌った歌を聞いたり歌ったりして、脳の活性化にも繋がることと思います。

こういった慰問活動は積極的に行いたいなと思います。

施設にこのような張り紙がしてありました。


ついつい少々ボケたお年寄りに、こちらの意志が通じない相手として コミュニケーションを避けてしまうような傾向がありますが、この張り紙を見てハッとさせられました。そうなんですよね意思表示がしづらいだけで、しっかり喜怒哀楽を感じておられるんですよね。
今後は気を付けなければと思いました 。